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旅はまだまだ続く。
狼と香辛料も(僕の視聴環境では)遂に最終回となりました。
レメリオ商会の卑劣な裏切りによって危機に陥ったロレンス、森の狼のボスと対面したホロ、そして口封じに命を狙われるノーラ。
果たして金の密輸は成功するのか、そしてロレンスは借金を無事返済できるのか・・・。
色々危機が押し寄せてきた訳ですが、獣ホロによるバイオレンスでもって一挙解決でした(笑)。
いや、まあレメリオ自体バイオレンスな手段に訴えてきた訳ですから、バイオレンスにはよりバイオレンスな手段で持って応じるのが礼儀と言うものです。
正直、この2巻のエピソードに関しては、借金を非合法な密輸と暴力と恫喝で持って片付けると言う、結構Vシネマみたいな展開でして、他の巻の様な知恵を巡らせ頭を使え的な展開とは違った味わいがあります。
一言で言うと、(このシリーズにしては)派手な展開という事で、アニメ版の区切りに持って来るには多分丁度いいのかも知れません。
個人的には3巻のアマーティとの意地の張り合い(笑)で〆てほしかったのですが、それはまあ、2期があればという事で。
ところで、レメリオの刺客やらリーベルトやらを蹴散らした後はかなりの駆け足展開。
おそらくは最後の最後でロレンスがホロに一矢報いるシーンの為の時間を何とか取りたかったんだと思います。
いつもホロにからかわれているロレンスですが、これはどうよという位に意地悪な仕返しがバッチリ決まりましたね。ようやくロレンスもホロの扱い方が判ってきたと言う事でしょうか。
もっとも、女性には無敵技であるところの「お友達パンチ」とか「ねこパンチ」等の超強力なガード不能&反撃不能技がありますからして、口で足元を掬ったとしても、上記の技を出されたら最早どうにもなりませんがね。
で
//総括//
放送開始前の下馬評は正直あまり良くなかったんですけど、いざ始まってみたら原作のテイストを良く理解した好感の持てる作りで、安心して見る事が出来ました。
一部オリジナルキャラが登場しましたけど、原作の流れの中に自然に溶け込んでいて変に自己主張したりしませんでしたし、かといって埋没すると言う事も無く、印象的な見せ場もありました。
全体としては、派手さはないものの、堅実&丁寧な良作だったと思います。
敢えて意地悪に文句の付け所を考えてみたのですが・・・特に無いですね。
最近のアニメは結構ツッコミどころ満載だったりするのが多い中、ツッコミどころが無いと言うのは素晴らしい事ではありますが、弄る楽しさが無いのは少し寂しいかもしれません(笑)。
ともあれ、内容には満足です。
二期にも期待しましょう。
3ヶ月間お疲れ様でした。
ラベル:狼と香辛料
会話劇という毛色の変った作品であり、背景美術と、劇伴がとてもよかった。
OP曲の清浦夏実が雰囲気のある歌声でびっくり(前作のスケッチブックのOP曲で癒し系歌手と思っていたので。)
ちなみに僕のベスト3は、本作品とアリア、そしてTTでしょうか。TTは録画はしてるものの、まだラストまでは見てないのですか(汗)。
>OP曲の清浦夏実が雰囲気のある歌声でびっくり
低めの歌声が吉良さんの世界観にピッタリと合っていたのが印象的でした。
>前作のスケッチブックのOP曲で癒し系歌手と思っていたので
11話のスペシャルOPで流れた「夏の記憶」で、ただの癒し系とは一味も二味も違うと感じましたよ。未だにあの歌はドライブ中のマイ定番と化していますw
それにしても夏の記憶のメロディーラインはどことなくGOING UNDER GROUNDぽい。
最近ではボーカルの人がソロでアリソンのED歌っているグループです。