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ものっそ久しぶりのスティグマです。
ここ数日、置ききれなくなった本をヤフオクででも売ろうと思って本棚周りを整理していたのですが、圧倒的な積み本の量に我ながら驚愕し、しばしの放心の後、どんどん読まねば処分もできねぇ！と言う結論に行き着きまして。
そんなこんなで、読むピッチを上げています。
さて、3巻ですが。
煉君の初恋物語です。
初恋の相手は、色々と一族の悲しい宿命を背負っていて･･･という話なんですが、はっきり言ってよかとですか？
今回の和麻はいらない子
何と言うか、煉の初々しさと、それを励したり発破かけたりする綾乃という構図が微笑ましくて面白かっただけに、和麻が道を指し示してしまう展開には興が醒めました。
もっと迷わせて、悩ませて、自分で道を見つけさせて欲しかった。
それなりに和麻の存在意義が感じられたのはラストのバトルだけ。
正直な話、和麻をメインにしたいなら、怪しげな二つ名を持つ様なライバルキャラでも登場させて、バトル中心の展開でないと光らないと思います。
それと、ティアナと和麻の掛け合いなどでも感じましたけど、今回の和麻は「ワルカコイイ！」「冷酷！残忍！カコイイ！！」という、まるで中学生の背伸びみたいな匂いがプンプンと漂っていました。
屈折したキャラだとは思ってましたが、屈折した上に子供じみた思考回路と来ると、結構辛いです。
何と言うか、やはり彼はバトル専用要員にして、メインのストーリーは綾乃が牽引した方が良いと思うんですが。
さて。
