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メディオ商会に囚われたホロを取り戻す為に、ロレンスはマールハイトを必死で説得するが・・・。
ミローネ、メディオ両商会にとって、ロレンス達・・・というか、ホロの存在はまさに爆弾なんですね。
教会が権勢を振るうこの時代、ホロの様な古い神は異端の存在であり、もっとぶっちゃけた言い方をすると悪魔です。そんな悪魔を連れた怪しげな(笑)行商人と取引をした事が明るみとなると、ミローネ商会としては非常に不利益を蒙る。そういう意味で、ホロを捕らえたメディオ商会は対ミローネの強力な武器を手に入れた事になります。
ここまで不利な状況では流石にマールハイトを納得させられる条件の提示は無理だろうと思ったら、ロレンスはなにやら脅迫まがいなことまで言い出して、無理矢理協力を取り付けてしまいました。
これはロレンスにとっても大きな賭けだったでしょうね。
一介の行商人が商会相手にハッタリかました訳ですから、最悪の場合全支店に回状が回って、以後の商売に相当不利な事になる危険性だってあった訳ですし。
そして、いよいよホロを奪還となる訳ですが、流石にロレンスが直接乗り込むわけではなく、ミローネ商会の手の者によって奪還は粛々と行われ、拍子抜けするほど簡単に再会となりました。
しかし、これで終わった訳ではありません。ロレンスとホロは、ミローネ商会が銀貨の純度の件で国王と交渉している間、存在そのものを隠していなければならないのです。
当然メディオ側も再奪取の為に手の者を放ってくるでしょうし、今度はミローネ商会に逃げ込む事も出来ません。逃げ込んだらメディオ商会の思う壷です。
果たして逃げ切れるのか・・・。
と、そんな感じのストーリーでした。ホロのツンデレが萌え萌えな件に関しては、他のブログ様も、ほとんどの方が取り上げられていますので、うちでは敢えて取り上げません。
もともと周回遅れなのに、書く事まで先行組と全く同じというのもアレですからして。
という訳で、ホロではなくクロエの事でも。
そもそもメディオにホロの事を教えたのはクロエでした。彼女はホロの様な土着の神様の気紛れ(ホロ本人にしたら計算してやっている事なんですが)に翻弄される村のあり方に疑問を抱いていて、この機会にホロを教会に突き出すことで、古い時代と決別したいと考えています。
しかし。
単にそれだけなら、別にホロを教会に突き出す必要は無い気がします。何せその気紛れな神様は、流れ者の行商人にくっついて村を出て行った訳ですから、願ったり敵ったりの筈。
なのに、わざわざパッツィオまでやって来てこういう行為を行う事、そして、囚われたホロの前に現れて口上を並べた事を見ると、色々感情的なものが見え隠れしている気がします。女性としての(笑)。
このアニメ、何処のエピソードまで描くかは判りませんが、ペース的には2巻までという気がします。
となると、クロエの扱いはどうなるのでしょうか。前半の銀貨編のゲストキャラに過ぎないのかなと言う気もするんですよね。何せ2巻は羊飼いのノーラというサブヒロインが出て来ますし。
個人的には最後まで陰から物語を掻き回し続けて欲しいところですが・・・。
ラベル:狼と香辛料