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ゼーレンには一杯食わされる形になったものの、その後ろで糸を引いている者たちの存在に感付いたホロ達は、ミローネ商会に協力を仰いで反撃に出る・・・
もちろん商人同士ですから、道義や倫理ではなく、ゼーレンの背後関係を暴き、彼らの目論む儲け話を横取りできる位のオプションが無いと、指一本動かしはしません。
今回ミローネ商会がロレンスの申し出た取引を受ける事にしたのは、ゼーレン達小物の背後にはメディオ商会が、更にその背後には貴族が関係していると踏んだから。
もしかするとかなりの金額が動くかもしれない、儲け話の紹介謝礼で念願の店が持てるかもしれないと期待を膨らませるロレンスだが、ホロはどこか心配顔。
それは、ロレンスがうわついて足元掬われないかという心配と、それ以上にロレンスが念願かなって店を持ち、どこかの街に定住してしまうと、自分の居場所は・・・?という想いなのでしょう。
ロレンスに対しては、いつも器用に茶化しに持ち込んで、本心をカムフラージュしている感じのホロですが、やはり時々気持ちを抑えきれなくなる時があるんですね。
うーん、このはぐらかし加減は新手のツンデレだなあ。
「わっちには、主を縛る事はできん」
いや、その言い方は完全に縛ってますからww
で、そんな甘い時間も、闖入者によって中断です。恐らくメディオ商会の手の者と想われる男達がロレンスの宿を襲撃、ホロが囮役を引き受けることで何とかロレンスはミローネ商会に逃げ込みますが、ホロは捕まって人質にされてしまい・・・。
それにしても最後にホロの前に現れた人物は一体誰でしょう。ホロが相手のことを知っているというと、かなり限られる・・・というか、村の人間しかいないちゃいないんですが。
ラベル:狼と香辛料