無法者が集まる街に住む元脱走兵のココ。
この街で便利屋家業を営む彼の元に転がり込んできたのは、ドラゴンキラーと呼ばれる最強の生物兵器リリィと、その連れアルマ。
実はアルマは某国の王女で・・・。
舞台となる街が街だけに、みなさんとても口が悪いです。
トラブルになると、交渉よりも先に鉛弾が飛び交い、死人が出ても直ぐに掃除屋が片付けてしまうなんて・・・それなんてロアナプラ?
ストーリーは帝国のお家騒動を巡るもので、特に捻ったものではありません。ドラゴンキラーと言う存在についても、基本的にはものごっつい超人だと言う認識で問題ないでしょう。
結構血腥い展開なのに、どこか軽妙な雰囲気なのは美点。言い換えるとそれだけ命の価値が安い世界と言う事でもありますが、最近はこういうマッチョズムが流行しているのは承知なので、特にそれについて思うところはありません。
そういうものだと思って読めば、多分さほど気になる事もないのでは。
飛びぬけて面白い!と言うほどではありませんが、リリィさんの変化してゆく様子はそれなりに見ていて微笑ましいものがありました。
基本は堅物なんですよね、リリィさん。
・・・まあ、僕はパン屋のアズリルがいいなあと思う訳ですけれども(笑)。
*過去記事*
・ドラゴンキラーいっぱいあります感想
・ドラゴンキラー売ります感想