ひぐらしのなく頃に解 第18話

「祭囃し編 其の伍 最後の駒」

ひぐらしのなく頃に解 捜査録 -紡- file.02〈初回限定版〉 保志総一朗 中原麻衣 雪野五月 フロンティアワークス 2007-10-24 売り上げランキング : 529 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

別荘分譲の見学会に訪れた前原伊知郎は、風景の写真を撮っている最中に2人の不思議な少女に出会う。
彼に雛見沢への移住を勧めるその二人の少女こそ、梨花と羽生だった･･･。

ここしばらく三四編が続いていたひぐらしですが、ようやくいつもの面子が登場し始めました。
冒頭の展開からも判るように、圭一が引っ越してくる直前･･･丁度悟史の失踪に絡んだ話となります。
これが物語に残された最後の謎ですね。この謎が明かされれば、後は三四の意志と運命に対して立ち向かう展開となりそうです。

さて、その悟史ですが。
叔母にきつく当たられている妹の沙都子を気遣っているのは良く伝わってくるのですが、なんだか何でも自分ひとりで抱え込んでしまうタイプの人みたいですね。
魅音は悟史のそんな性格を知っているようで、沙都子のために、そして悟史の負担を減らしてやる為に「部活」を作る事を提案します。
部活･･･いつも放課後何やら馬鹿な事やってると思ったら、実はこういう経緯があって作られた物だったんですね。今まで見てきた部活動中の沙都子の様子からして、この魅音の提案は大正解だったのでしょう。しかし、沙都子はともかく、残念ながら悟史まで救う事は出来なかった様です。

雛見沢症候群の影響もあったのかもしれませんが、精神的に追い込まれた悟史は、遂に叔母を撲殺してしまうのでした。入江の所に現れた彼がバットを持ち帰ってもいいですか？と言っていた時点できな臭い感じでしたが、やはりそう来たか。
しかも、入江の車で送ってもらう途中に遂にL5発症。直ちに診療所に運ばれますが、そこには三四の姿が。
ここで悟史は退場となります。恐らく献体として使われ、処分されてしまったのでしょう。このアニメで一番救われないキャラだな･･･。
ともあれ、これでほぼ全ての謎が明かされました。

場面は再び見学会会場。梨花と羽生の説得？によって、伊知郎は雛見沢への移住を決意します。これによって、いよいよ圭一の登場が決定。
ここまでの展開はこれまで描かれてこなかった部分ではありますが、多分、いつもどおりの展開なのでしょう。
しかし、今回は違います。サブタイトルにもある「最後の駒」、つまり羽生が最初からやる気マンマンになっている事が、これまでとの一番の差。
果たしてこの差が、後の展開をどう変えてくるのか･･･いよいよ終盤戦、とことん目が離せない。



http://hi56.blog90.fc2.com/blog-entry-232.html