2007年10月17日

狼と香辛料 支倉凍砂

狼と香辛料 (電撃文庫)狼と香辛料 (電撃文庫)
支倉 凍砂

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ケモノ娘とマネーゲームとファンタジーを一つの鍋に入れて、3日3晩煮込んだらこういう物語に仕上がりました、という感じ。
ボーイミーツガール要素とかはここ最近食傷気味過ぎるので基本的にあまり触れない。あくまで物語を盛り上げる上での香辛料と言う程度に軽く流しています。
第一、ロレンスもホロもボーイだガールだという年齢じゃないし(笑)。

とりあえずはアニメ化されるということで読んでみたんだけど、ああ成る程、これは確かに面白いですね。本筋の部分に当たる、マネーゲーム的な部分の駆け引きは、程よい判りやすさで書かれていて、この手のジャンルをあまり読みつけない人(僕ですよ)にも構図が理解出来る様配慮されていました。
実際トレードをやっている方にはどう見えるかは判りませんが・・・。

ロレンスが割と良い年齢なのも、常に騙しあいが日常茶飯事の商人たちの世界において、物語を牽引して行く上で説得力があります。あんまり若いと、老獪な商人たちと丁々発止のやり取りしていてもどこか違和感がありますからね。
と言うか、25歳で人生の半分を過ぎたと言う事は、現代でいうともう30過ぎって事なのか。ともかく、最後まで読んで、設定に無理が無い事にひたすら感心。
他にも、派手な活劇などのライトノベルに於いては一つのお約束になっている部分すらも惜しげもなくばっさり斬り捨てて、それでいて冗長さは微塵も感じさせない構成力、必要最低限に絞り込む事で、一切の無駄を排した登場人物数など、美点を挙げればキリがありません。

ただ、最後の部分だけは続編を出す為に修正したのが感じ取れてしまったのが心残り。恐らく担当氏の指示に従って書き直したんだと思うけど、どうにもこの部分だけご都合展開が浮いて見えた。
正直あのままホロと別れたとしても、次の巻で再会させればそれはそれで盛り上がると思うし、ラストに余韻と今後の期待を盛り込めたと思うんだけどな。

ともあれ、噂どおりの面白さだったので、是非続巻も読んでいこうと思う。


posted by 黒猫 at 21:31| Comment(2) | TrackBack(1) | ライトノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

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 ノ,/  ⊆⊇  | ノィノ /,⊂ニ ̄_): ): .:{ノ: : : : : : : : :
 人   (__丿  ノ     {ノ几!厂`ヽ._
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一巻は、購入読破するも、次巻よりも、最近ガンスリが気になって気になって、ブログも更新してません(しろやww
これからも、こそっと監視中ですので、よろしくです。
Posted by ホロにホロホロされたもの at 2008年03月13日 00:17
セト・・・ゲフンゲフン、ホルホルさんさんこんばんは。헐헐。

ガンスリですかあ。
そのうち別館で取り上げるつもりではいます。
現時点では手の届く範囲一杯一杯なので、いくつかシリーズものの記事が片付くor最新刊に追いつけば・・・ですが。
という訳で監視ヨロシクです。

狼はですね、2巻3巻は結構戸惑うと思いますよ。
Posted by 黒猫 at 2008年03月13日 21:50
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(書評)狼と香辛料
Excerpt: 著者:支倉凍砂 行商人のロレンスは、麦の収穫期を迎えた村からの帰り、荷馬車で眠る
Weblog: たこの感想文
Tracked: 2007-10-18 22:28

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