ゼロの使い魔〜双月の騎士〜 第2話

「風と水の誓い」

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アンリエッタ女王が賊に攫われた。
事が事だけに、騒ぎを大きくする訳にはいかず、銃士隊とルイズ達だけで追跡が開始される。しかし、女王を攫った賊の正体は――


何だか、随所で疑問の声が上がっている第2話です。
アニメの1期だけを見れば、この作品はツンデレラブコメなんですが、原作の方は結構山あり谷ありで、ツンデレ＆変な女コメディに見せかけつつ、こっそりとペーソスを忍ばせていたりとなかなか油断の出来ない作品。
ですから、今回やたらシリアス展開だった訳ですけども、これもまたゼロの使い魔。


さて、話を戻して、女王を攫った賊は、何と1期のラスト前で死んだ筈のウェールズ王子でした。
本人は死んだのは影武者だと言いますが、実はこの王子、リアル死体です。アンドバリの指輪の魔力によって一時的に偽りの生命を与えられて操られているという、死人すら利用する非道な行い。
死人を利用と言えば、むかーしイギリスで、ヨーロッパ大陸への上陸反攻作戦を行う際に、偽の上陸地点を書いた地図や作戦に関する偽書類を持たせた死体を、わざとドイツ軍に回収されるよう流したという事もありまして、戦においては常套戦術と言えばそうなのかもしれない。

後を追うルイズ達は、コルベール先生が修理中の零戦にて出撃ですね。ロケットブースターでもって短距離離陸が出来るようになったと先生は言いますけど、主翼にブースター吊ると只でさえ主翼がデリケートな零戦的にはまずいんじゃないか。
胴体に付けなさい。
ところで滑走距離が足りずに壁に当たりそうになったのを助けたのはまたしてもタバサ？
修理が不完全な零戦が墜落しかけたのを助けたのもタパサだし、何か今回タバサ大活躍だな。



ここまで扱いが良いと、何か妙なフラグが立った様な気がしてなりません。もしかして、タバサの裏の任務も今回のシリーズで描くつもりなんでしょうかね。




で、ラグドリアン湖畔にウェールズを追い詰めた銃士隊とルイズ達。女王に王子は既に死んでいるんだと説得を続けますが、目先の感情に囚われて視野狭窄状態の女王の耳にはその言葉は届かず、助けようとした才人にまで杖を向ける始末。
ウェールズも死んでいるとは言え、魔力は生前のままらしく、王家のみが使えるヘキサゴンの魔法とやらでルイズ達を苦しめる･･･。


うーん、異常にシリアスな回でした。それは別に良いんだけど、悲劇的な幕切れの後、余韻を問答無用で断ち切るあのEDはどうよ。まあ、EDのルイズのかわいさは異常なので許せるんだけど(笑)。






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