ぼくらの~alternative~2 大樹 連司/ 鬼頭 莫宏 鬼頭 莫宏 小学館 2007-07-18 売り上げランキング : 1222 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
物語の折り返し点に来たと言う事で、謎だった部分も少しずつ明かされ始めた感じです。
今回パイロットになったのはマキ。
ここんところ良い話展開が続いていますが、今回もまた良い話です。
なんだろうな、まるで特攻隊の映画(フィクションかノンフィクションかは別として)にでもありそうな展開ですね。
マキは両親の本当の子供ではないのですが、両親はマキを本当の子供と同じように育てて来ました。
オタクだけど優しい父親、穏やかな母親、これまで登場した子供達の中では一番良い家庭の様な気がします。しかし、現在母親は妊娠している。マキにとっては、弟が生まれる嬉しさと、本当の子供が生まれたら、養子の自分は・・・?という子供らしい心配もまたある訳です。
そして何よりも、パイロットに選ばれてしまった事で、2週間後に生まれてくる弟に会えないかもしれないという切実な想いも。
彼女はパイロットに選ばれてしまった理不尽な運命への怒りと戸惑いに囚われますが、それでも常に明るく振舞いつづけます。しかし、カナに対していつもの外道な仕打ちを続けるウシロをドツキ倒したのは、やっぱり抑えていた感情が爆発したからか。
身内だから、血が繋がっているからそれに甘えていると叱咤するマキ。でもですね、今回の話は「生みの親より育ての親」なんですよね。マキもあまり思いつめる事は無いと思いますが。
だからこそオタク父の
「初めての子はお前だよ」
と言う一言が、マキにとってどれほどの救いになった事か。
父親にとっては何気ない一言だったのかも知れませんが、だからこそマキにとっては大きな意味を持つ言葉です。日頃からそう想ってくれているという何よりの証拠なんですから。
あの台詞が無ければ、もしかするとマキは自分が死んでも、弟の誕生したら両親はマキという娘が存在した事を忘れてしまうんじゃないかという心配を抱えて戦う事になったかもしれません。
あの一言で、マキは迷う事無く両親の為に、生まれてくる未だ見ぬ弟の為に死地に赴く覚悟が出来たのは間違いないでしょう。しかし、この物語はとことん鬼ですから、それで終わったりはしません。
ジアースに転送されたマキ達が見たものは、またしても見たことも無い街。そして、ジアースに攻撃をしかけてきた戦闘機は、父親の影響で軍事オタクであるマキが一度も見たことの無い型。
ちゃんと主翼に日の丸が付いているので日本の戦闘機ではある様ですが、この違和感の正体は・・・。
個人的には女の子らしくフェミな格好(と言うか裏原系か)をしたマキが見れなかったのが残念。
いや、あのシーン微笑ましくて好きだったので・・・。
ラベル:ぼくらの
黒猫さんも「初めての子はお前だよ」
には、やられましたかww
本当に素材がいいものをどう料理するかで、こうも上手くも辛くもなるのだと思いました。
では。
追記 昨今の黒猫さんのアニメの記事更新率の高さに驚嘆しています。
次回も期待度大ですね。漫画は読んでいて、こんなんアリかよ?という驚きの方が大きく、地球同士が戦う設定の真意を理解し切れなかったのですが、ある程度頭が冷えて何となく理解できたので、アニメでどう描かれるか楽しみです。
>追記 昨今の黒猫さんのアニメの記事更新率の高さに驚嘆しています。
言われてみて、改めて記事を書いている本数数えたら定期と不定期合わせて週10タイトルもやってるわwwwwww
もしかすると、月末にはこれにバッカーノが加わる可能性大です。やべえ。冷静に考えるとかなりやべえ。
まあ、適当にがんばんベー。