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悪魔のミカタ3巻・・・と言う事で、この辺りからくぐっと面白くなってくると評判の巻です。
一読した感想は、まず何を置いても"手馴れてきたな"と言う一語に尽きるでしょう。
手探り状態だった1巻、逆にはっちゃけすぎて、ともすれば前衛的ですらあった2巻、これらの反省を活かしたのか否かは知らねども、文章も表現も一気に洗練されてきた。
冒頭のミステリアスな一幕、中盤の"敵"との対面、そして終盤ではジョジョさながらの心理戦・・・。
今回は今までの様な一冊につき一話完結ではなく、次巻に続くスタイルを採っているため、"敵"に関しては完全に顔見世。
しかし、それとは別に巻を重ねる毎に怪しさをましてゆく舞原家という存在や、著しくシュールなハエ田さんの登場など、シリーズを通しての伏線もしっかり埋設され、今後の展開に期待を持たせてくれます。
それにしても舞原家ってとんでもない一族だな。
飛空艇・・・と言うのはFFシリーズだけで使われるゲーム造語だから、多分飛行船と言いたかったんだろうけど、ともかくメイドさん(経理も担当しているらしい)の権限でそんなものまで持ち出せるというのがすごい。
メイド程度で飛行船を動かせるなら、サクラやハナちゃんだったら一体どんなもの出してこれるのか全く想像が付かない。
原子力空母でも出してきそうだな・・・って、昔14歳の総理大臣が出てくるラノベでそんなのあったなwww
で、3巻の一番の見所は、多分終盤のコウとみんの駆け引きですかね。まさにハッタリ勝負。前の巻から感じていたけど、多分この作者ジョジョが好きなんだろうな。
台詞に傍点が多用されるのも実にジョジョっぽい訳で・・・ええ、僕もジョジョ大好きなので、このノリも当然好きです。
それにしても、命がけのデートだな(笑)。
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