一昨年にフィギュアとセットで限定発売された幻のアニメ、そして現在テレビで放送中の赤ずきんの基になったOVA版をCSのAT-Xでやっていたので視聴しました。
レビューの順番的にはテレビ版最後までやって、締めくくりにこれ持って来ると何か、カコイイゾ、って気もしますが、ま、いいや。
ウチのレビュー速度だといつになるやらという話ですから。
で、そのOVA版ですが、絵柄や設定こそテレビ版と同じですが、作品から漂うムードは全く別物でした。上手く表現できませんが、作品中の空気感からして違う。引きのカメラワークを意識したカットや、全体的に暗めの色使い・・・テレビ版には何故これらの要素が引き継がれなかったのか、実に残念です。
ストーリー的にはテレビ版の1〜6話に相当する感じでしょうか。
草太と赤ずきんの出会い、りんごとの喧嘩、ヘンゼルの襲来、攫われたりんご・・・と、40分間にずいぶんタイトに詰め込まれていますが、起承転結に忠実なので、見ていて慌しい感じはしませんでした。
ただラストバトルのアレはちょっと・・・ねぇ。
えー、普段は法的なアレコレで基本的にはキャプ載せない主義なんですが、今回は特別に何枚か載せてしまいますです。

まずはテレビ版とは一番キャラが違う草太。普段ののほほんとしたノリは一緒なんですが、時々怒るとずいぶん男らしい顔つきになります。テレビ版ではそもそも怒りませんからね、彼は。
ブッディストの鑑ですね。(違)

続いていつもながら破壊力大なりんごたん。りんごたん自体の破壊力というよりはくぎみー嬢の破壊力と言うべきか。このアニメ当時はまだ現在の路線に開眼していなかったらしく、どこと無く「普通の」声質な部分もありますが、後にツンデレ系妹系の絶対君主として君臨する素質の片鱗は覗かせております。

白雪の表情がテラエロス。
この人に関しては、その表面と裏面の落差と言い、テレビ版になっても一番変わってない気がします。変わってしまったらお前誰だって話ですけど。
メガネっ娘で黒くてちょっと発情中でお嬢様・・・冷静に考えるとすごい設定です。多くの同人誌でもエロ担当キャラとして絶賛大活躍中なのもうなづけますね(笑)
・・・と言うわけで、テレビ版は正直なところ完全萌え特化アニメでして、わかりやすいストーリーでかわいいキャラが活躍する姿に萌えられるか否かが作品に対する評価の分水嶺となっている訳ですけども、(そして僕はまんまと萌えてしまっている訳ですが)今回見たOVA版についてはテレビよりほんの少しだけ作品としての見応えがある様感じました。評価ポイントが萌えだけじゃないですからね。
当初の予定通り深夜枠だったらきっとこの雰囲気のまま続いたんだろうなと思うと、早朝に持ってきたのは少し勿体無い気がしました。
ラベル:アニメ