何この怒涛の展開?
後半はほぼクライマックスの連続で、もしかしてこの巻で完結かと真剣に思いました。前巻も後半の展開は圧倒的でしたが、それはあくまで事件の構図に関してのものです。今巻は事件そのものはもちろんですが、その事件に重ねあわすようにこれまでの伏線が次々と意味を持ち始めるのですよ。こんなに一気に進展させていいのか?状態。それも全てあの結末に繋げるためだった訳ですけども。
・・・細かい事はネタバレになるので書きません。気になる人は読んでください。
で、まずはななせたんが大ブレイクした件ですよ。
今までちょっとあざといかなーと思っていたななせたんですが、スイマセン今度ばかりは真剣に萌えました。特に心葉の家の前に現れるくだりは萌え死にしそうでした。ななせかわいいよななせ。
しかも随所でほぼ告白に等しい位に心葉に対して気持ちを打ち明けています。いじらしいです。
でも心葉は気づいていません。あるいは意識的に気づかないようしてるのかも知れんですが。実にけしからんとですよ。
距離が縮まった事に関しては間違いないでしょうけど。がんがれななせ。
そしてラストで明らかになる衝撃の事実。そーかそういう事なのか。ななせに対して心葉が鈍感である理由はもしかしてこういう事だったからなんでしょうか。
遠子先輩の「それじゃあ心葉くんは、わたしとも、会わないほうがよかったと思う?」の台詞といい、今回のモチーフとなった話と言い、ものすごく暗示的な雰囲気。次の巻はかなり厳しい展開が予想されます・・・番外編的なものに逸れなければですが。
・・・そんな感じで、いつもどおり盛り上げ方が上手くて一気に読めました。
謎の部分に関しては、ミスリードを誘う毎度のやり方なので不満を感じる人もいるかもしれませんが、僕は気にしません。
僕にとってミステリーの醍醐味は、事件に関わった人達の葛藤や、事件が起こるに至った背景を読み解く行為です。トリックがどうとか、アリバイ崩しがどうとかには全く興味がありませんので、大抵の場合種明かしのシーンは斜め読みで流してしまいます。
そういう意味で、このシリーズは趣味に丁度合うんですよね。
ついでに遠子先輩、数学は30点以上取った事無いって・・・
同 志 よ ! !(笑)
“文学少女”と繋がれた愚者(フール)



文学少女シリーズは本当に奥が深くて楽しみな物語りですね。
魅力的な人物。特に遠子先輩の魅力に、自分はくらくらしています。
ちょっと暗めの話しが多いのが自分にとっては、マイナス点ですが、大きな物語りをい紡いでいるのは間違いありませんね。
実はお世話になっている方にもう一人影法師さんという方がいますので一瞬どちらか迷いましたすみません。
文学少女は人間の黒い部分にも踏み込む事で、事件をゲーム感覚で扱う作品とは一線を画した作品になっていると思います。弊害として仰るとおり暗くなってしまうのですが、僕はあまり事件・・・特に人の命が関わったものを軽い娯楽として扱う作風は馴染めませんのでこのくらいで丁度いいかなと思っています。
遠子先輩はどんどんはっちゃけてきていて、僕もクラクラしてますよ。ああこういう先輩いたらなあ・・・と、過ぎた学生時代を思い返して悶々としてしまいそうです。
読書好き少女の概念を覆した画期的なキャラだと思います。