天保異聞 妖奇士 第10話

「弥生花匂女神楽」


本当も嘘もねぇ、全部お前の顔だ


今回の仮面編辺りから少しずつですが面白くなってきている気がしなくも無い妖奇士です。
いきなりウホッ！なシーンから始まったのには、それこそチャンネル変えようかという気になりましたがそこはそれ。
宰蔵の父殺しというのは、父親の痴態を見てショックを受けて一座を飛び出してしまい、結果として火事に巻き込まれた父を助けられなかったという事。別に直接手を下した訳じゃありませんが、宰蔵にとってはそれがずっと罪の意識として残っていたんですね。
そしてそんな自分が嫌で、別の姿に憧れ、仮面に取り付かれてしまったと。
往壓の「全部お前の顔だ」という至極当たり前な説得であっさり仮面は外れ、正気を取り戻すも仮面の本体が登場して・・・。と、い、う、か、あのデザインはないでしょう。もはや化け物でも幾何学でもない、変な前衛芸術の世界です。もともと妖夷のデザインはアレなのばかりだというのに、今まで輪をかけてひどい。
で、そんなひどい妖夷を宰蔵がイナバウァーで倒して状況終了。
いつかやるとは思ってましたが。稲場宇和。

仮面編の畳み方に関してはなんとも予定調和の匂いがしますが、時代劇らしいと言うと実に時代劇らしいかもしれません。俺の中二病スピリッツはやや不満気味ですがね！
今回小笠原がツンデレという何ともキモイ展開がありましたが、次回からは小笠原を軸にした話しになりそうです。しかも江戸を離れて日光への旅。
着実に面白くなってきているので崩れない事を祈ります・・・。