地獄少女 二篭 第9話

「あにいもうと」

ま、俺ほどじゃねぇがいい男じゃないか

一目が色々問題発言を繰り返す回です。
妹萌えな兄を見て、ああゆうのが好みとか言ってましたね。好みなんですね。男が。一目は両刀使いって事でOK？
流石業が深いや(笑)

で、正直なところ言いますと、今回の依頼人であるところの真帆、個人的に嫌いなタイプです。
自分に彼氏が出来そうになる度に変態兄貴に邪魔される事で兄貴を恨んでいるのは理解できますが、その変態兄貴が一線を越えた時、つまり今まで散々邪魔をしてきたのは、真帆の事が好きで他の男に取られたく無いといのが原因だと知った時、なぜ藁人形の糸を解いたのか。

変態兄貴が嫌なら家を出て他の町で暮らすなりすれば、敢えて地獄通信なんかに頼る必要すらありません。少なくとも大学生位の年齢なら出来ない事ではありません。

それでも地獄通信に頼った理由、変態兄の本心を知った途端糸を解いた理由、それは多分真帆自身もまた変態兄に対してイケナイ感情を持っている事を自覚してしまったからではないでしょうか。
このままでは引き返せなくなるという恐怖心が兄妹の間でサスペリアスな空気を一気に増大させた・・・と。

そう考えると、真帆のエゴな部分が嫌らしく思えてなりませんね。
いやもちろん真帆に言い寄る男どもを女装して誘惑し、あまつさえホテルにまで連れ込む兄貴もイカレてますし、どんなプレイが繰り広げられたのか興味津々なのですが(笑)、その行為を「自分(兄)より女として劣っている私(真帆)に彼氏が出来るのが許せなくて･･･」なんて解釈は普通しません。そんな事思う真帆もまたイカレてます。

むしろ最後のシーンでこれで妹を傷つけなくて済むと言っていた変態兄の方がほんの僅かながら許せてしまうというこの脚本の妙。いつもながら捻りが利いてますね。マッパでお仕置きされたりとか。