楽勝だ
9話まで来て未だ物語の構図が把握でききれていないのは僕が頭悪いだけなんでしょうか。
何というか、時系列が錯綜したアバンも含めて、製作スタッフは原作への思い入れ満々で製作しているんだと思いますが、問題はその思い入れが視聴者側、特に原作未読組をツンボ桟敷に置かれた様な気分に陥れてしまう負の面側に噴出している事かも知れません。内輪だけで盛り上がってると言うか・・・。
そんなBBB第九話。
物語の背景云々とかは無視して、一本のアニメとして見ればなかなか面白い回でした。
チンピラに絡まれていたコタロウをゼルマンが助けてやったり、お腹の空いているコタロウにラーメンおごって恩に着せてみたり、豪邸に住んでいる割には随分庶民派なお方です。
そういや服も随分庶民的ですからねえ。
顔つきが胡散臭いキャラですが、今回コタロウに道を指し示す様な言葉をかけてみたりと実はそう悪人でもなさそうな雰囲気?
一方黄と一緒にジローを探すミミコ。しかし黄が何か違和感があります。偶然見かけたコタロウを「何にも変わってない」と笑ってみたり、こんなキャラだったっけ?というか明らかにコタロウの正体を知っているそぶりで、怪しさ大爆発ですがテンパっているミミコはそれに気付きません。
また一方、鎮圧チームとケインはヤフリーを追い詰めてバトル突入。流石にケイン+鎮圧チームでは多勢に無勢と踏んだか、囮を使ったり、時限爆弾を使ったりしてケインとチームの分断を図ります。そしてケインとの一騎打ち。相変わらずアクションシーンの動きは良いですね。
カーサの幻影でケインをひるませ、一方的に追い込んでいくヤフリーですが、銀刀を侮辱する台詞が彼の命取りとなりました。
獣人化してパワーアップしたケインにあっさりしばき倒されてしまうのでした。
てか、吸血鬼なのに獣人ってアリなの?
舞台は戻って、情報屋ザザの元を尋ねたミミコたち、そこで屍状態になっているザザと大量のブラックブラッドの血液パックを発見。カンパニーに通報し、人員の派遣を要請しますが、そこで異変発生。電話に出た相手は黄だったのです。
と言う事は、今ミミコと一緒にいる黄は・・・??
いいところで続く。
前回あたりから派手なアクションあり、思わせぶりな謎あり、偽者ありので娯楽の王道を行く展開になってきています。本来なら大詰めに向けてヒートアップしてこないといけない筈なんですが、何か今一つノリ切れないのはやっぱり原作位読んどけ!という作りのせいか。
本来テレビアニメって原作やグッズ、DVDを売る為の一種のプロモーションですから、いかにアニメを見て作品自体を気に入ってもらえるかが肝だと思います。
原作を知らなくても八割は楽しめ、残り二割も楽しみたかったら原作も読んでねという匙加減が必要だと思うんですが、どうもこのアニメは原作未読組に原作を読むことを強制しているような雰囲気を感じます。商売っ気そのものは否定する気全くありませんが、こうも不親切だとちよっと・・・。
ラベル:アニメ