美輝が受けた注文は、「最期にラーメンが食べたい・・・」というものでした。
なにやら暗い声で色々気になりますが、注文は注文なので、大田と一緒に出前に向かいます。
途中学校をサボって壁に落書きをしていた少年をどやしつけたりしながらたどり着いた先は高校。ここで美輝達は注文を入れた茅原なる人物がどこにいるか生徒に訊ねますが、皆名前を聞くだけで逃げてしまいます。何とか体育準備室にいるかもとの情報を聞き出した美輝達は、薄暗い体育館の奥にある準備室を訪ねます。
そこにいたのはジャージ姿でどんよりとしたオーラを背負った女性。
彼女が出前を頼んだ茅原という先生です。
何で「最期」なのかと訊ねる美輝に、茅原先生は
「生徒達の心が離れていく。教師としてやっていく自信が無くなった。仕事をやめる前に最期にラーメンが食べたかった」
と告げます。
しかしそれを聞いて甘えるなと怒る美輝。この人説教だけは一人前に立派なんですよね。
美輝と大田が生徒役となって、何が問題で生徒達の心が離れていくかチェックをする事になります。美輝の制服姿がなかなか良いです。制服なのに頭の三角巾はつけたままなのはご愛嬌。
美輝チェックにより生徒達に嫌われている原因は、先生の持つ陰鬱な表情とオーラだと判明しました。しかしそういう部分は殆ど持ち前のものですからすぐに直るものでもありません。
やっぱり辞めるしかないかと落ち込む先生に、美輝はどうせならラーメン食べてからにしろ、でも持ってきたラーメンはもうのびてしまったので仕事終わったら店に直接来るようにと告げて帰ることにしました。
帰り道、またしてもさっきの少年が落書きをしているのを見つけた美輝は少年を張り倒し、教育してやると店に連行します。席に座らせて何で学校にも行かずにグレているか大田と二人で尋ねていると、店に茅原先生がやってきました。
突然テーブルの下に隠れる少年。実は少年は茅原先生のクラスの生徒だったんですが、死霊の様な茅原先生が恐ろしくて学校に行けなくなったのです。
しかし先生はおかみさんとの話の中で、自分のせいでクラスに不登校になった生徒がいて、それが心配でならないと漏らします。その生徒こそが例の落書き少年の事だったのですが・・・
後半は宿敵めぐみと茅原先生の(最悪の)出会いです。
神社で藁人形を打って美輝を呪っていためぐみ。そこに突然木の上から茅原先生が落ちてきます。どうやら晩御飯用に木の実を採っていた模様ですが(この人一体どういう生活しているんだろう)その真っ黒なオーラと、シチュエーションによってめぐみは茅原先生を怨霊だと思い込んでしまいます。
震え上がるめぐみに先生は他人を呪っては駄目だ、自分でよければ相談に乗ると告げます。
恐れつつもめぐみはこの怨霊に美輝を呪ってもらおうと考え、美輝を呼び出す事にしました。
しかしやってきた美輝は茅原先生に、自分の方がめぐみに散々陰湿な嫌がらせを受けていると暴露します。
風向きが悪くなっためぐみは泣いて逃げ出してしまいますが、人一倍責任感の強い茅原先生はめぐみの事が気になり、ユエットにやってきますが、先生を怨霊と思い込んでいるめぐみは全く話を聞こうともしせず扉を閉ざしてしまいます。
そんな事が何度か続くうちにめぐみは髪が大量に抜ける様になり、神頼みで神社に向かいますが、そこには美輝と先生が待っていたのでした・・・
このアニメ、最近の深夜枠にしては珍しく萌え要素が希薄でサービスシーンも殆ど無いのですが、今回はめぐみの入浴シーンがあります。
入浴時の髪を下ろして落ち込んだ表情のめぐみにこの上なく萌えました(笑)
原作ではその陰険な所業の数々やあくまでも手前勝手な思考ロジックなどなどこの上なく魅力的なキャラなので、すっかりめぐみファンとなってしまってます。
しかしアニメではどうしても「動きの派手さ」という点で完全に美輝のインパクトに押されていて、地味なポジションにいるだけにこういうめぐみらしさ爆発の話はうれしかったです(笑)
