前回の緊迫感あるラストはどこへやら、例の如くのほほんとした始まり方です。このアニメにおける次回へのヒキはあてになりません。
盗まれた「破壊の杖」探索に名乗りをあげたルイズ。キュルケとタバサも同行することになりました。というかタバサって騎士の称号も持ってるんですね。
ロングビルの案内役で、フーケが潜む小屋に乗り込む才人とキュルケ&タバサ。しかしそこは無人で、無造作に置かれた破壊の杖。フーケは一体どこに・・・と思ったら、突然外からルイズの悲鳴がしたと思ったら、次の瞬間屋根が吹き飛ばされてしまいます。小屋の外には例のゴーレムが!キュルケとタバサは魔法で応戦しますが全く通用しません。
ルイズはというといつものあてにならない爆発魔法を乱発しますがこれまた通用しない。
それどころかゴーレムのパンチを喰らいそうになります。
貴族だから決して退かないと空意地を張るルイズを間一髪で助けた才人。
貴族の誇り、そしてそれ以上にいつも皆に馬鹿にされている事が彼女をとことん意固地にしてしまっていたのです。
うわあやばい萌えた。この萌え力はメガトンクラスですよ。強がっていても結構気にしていたんですね。孤高のツンデレだあ。
才人にひっぱたかれて(!)冷静になったルイズはタバサ達と一旦退却する事にしますが、そこで才人は剣を抜いてゴーレムに吶喊します。
キュルケに貰ったゲルマニア製の剣は簡単に折れてしまいますが、デルフリンガーの命じるまま背負っていたデルフリンガーを抜くと才人の手の甲の紋章が輝き、以前ギーシュと闘った時の様に特殊な力が発動、ゴーレムをザクザクと切り刻んでいきます。
倒した――と思ったのもつかの間、斬られる端から再生してゆくゴーレム。魔法で作られたゴーレムには生命なんて無いでしょうから斬撃で倒せる相手では無いということでしょうか。
才人の危機を見たルイズは破壊の杖を抱えてシルフィードから飛び降り、ゴーレムに立ち向かおうとします。しかしルイズの気合に関らず破壊の杖は沈黙したまま・・・ふとルイズの方を見た才人の目に映ったのは、ルイズの抱えている「破壊の杖」。
なんとそれはM72LAW対戦車ロケット弾のチューブだったのです。
ルイズから「破壊の杖」を取り上げた才人は素早くチューブを伸ばし、電極をセットし、フロントサイトを起こしてゴーレムにロケット弾の一撃を!
なんで才人はLAWの使い方を知っているんでしょうか。ミリオタ?
戦車の装甲板すら打ち抜くロケットを喰らってゴーレムは破壊されました。
ぶっちゃけあくまで高熱のガスで装甲に穴を開けて、メタルジェットを車内に吹き込んでで乗員を焼き殺す兵器があんなに派手に爆発したりはしませんがアニメにそんなこと言うのもアレなので素直に受け止めます(汗)
しかし続いて現れたのはフーケ。(正体は大方の予想通りあの人です)
才人が投げ捨てたLAWを拾い上げ、ルイズたちを始末しようとします。が・・・
LAWは単発使い捨ての対戦車兵器なので当然弾は出ません。逆に才人の当て身を喰らってフーケも倒れ、任務は終わりました。
学園に戻ったルイズ達は学園長に事の次第を報告、才人は学園長と二人だけで話したいと申し込みます。
学園長によると、「破壊の杖」は彼の命の恩人の形見だったという事でした。彼がまだ若い頃ドラゴンに襲われている所を助けてくれた見慣れない格好の男が持っていたもので、その男はもう死んでしまっているそうです。絵的には服装からしてベトナム戦争当時の米軍兵士っぽい。
もしかしたら元の世界に戻れる方法が判るかも知れないと思った才人ですが、手がかりの人物は既にこの世にいないのでした。
その後パーティに出席した才人はルイズに指名を受けて二人でダンスを。才人が異世界から来た事を信じてくれたルイズですが、いつか才人がもとの世界に帰ってしまうのではないかと考えたのかどことなく寂しそうな雰囲気でした・・・。
今回はお仕置きシーン無しで、そのぶんルイズが恐ろしいくらい萌えオーラを発散しています。
これで萌えなきゃ男じゃないってなもんですはい。
でもやっぱりこの二人って最期には別れなきゃならないんでしょうか。才人は明らかに帰りたがっていますし。これまで才人は帰りたい趣旨の発言をしてこなかったのでその辺りまったく意識してなかったんですが、避けられない別れが待ち構えているという前提だとちょっと切ない物語なのかも知れません。
ラベル:ゼロの使い魔