いよいよというか、雪崩式にというか、佳境の感じの8巻です。
吸血鬼、ヴァチカン、ヘルシング3つ巴の戦場に現れたアーカード。遂に封印されていた真の姿が解放されます。
吸血とは相手の存在そのものを我が力とすることだったんですね。かつてアーカードに「食われた」伊達男や魔弾の力、そしてその他歴史上の数々の人たちの力の力をも解放して戦場を蹂躙するアーカード。
しかしその前に立ちはだかるアンデルセン神父。その圧倒的な戦闘能力でアーカードから解き放たれた存在を次々と葬りながらアーカードの元を目指します。
それまで取り込んだ「命」の鎧を全て解き放ったアーカードはいわば裸の状態、倒すチャンスは今しかない・・・と。
ハインケル達の助けも合って遂に対峙する吸血鬼と神父。ここでアンデルセンは対アーカードの切り札「エレナの聖釘」を取り出します。
それは釘を自分に打てば、不死の吸血鬼と同等以上の力を得る事が出来る代わりに、人間ではなくなってしまうという恐ろしいアイテムです。
人外の者と戦うために自ら人であることを止めたアンデルセン。一撃の下にアーカードを屠りますが・・・
ちなみにアーカードはドラキュラであることが今巻で明らかになりますが、まあこれは皆分かっていたことだと思います。今更ですが「DRACURA」を反対から書くと「ARUCARD」。アルカード・・・アーカード・・・ですから。
描き込みがすごいです。クライマックスに相応しい迫力とテンションで、何がなんだかよくわからないけどとにかくすげぇ。そんな感じでした。
アーカードの過去に触れる展開もありますし、なにやら少佐とも浅からぬ因縁もある模様。
果たして9巻が出るのはいつの事か全く判りませんが、このテンションが途切れないうちに発売されることを切に望みます。
31冊目
ラベル:ヘルシング

