2011年01月16日

飢えて狼 感想 志水辰夫

飢えて狼 (新潮文庫)
志水 辰夫
4101345171




零細ボート屋のオヤジが米ソの陰謀劇に巻き込まれて…という話。執筆当時まだソ連という国があったので、米露ではなく米ソ。
大きく分けて物語の発端編→択捉潜入編→解決編の3部構成で、特に素晴らしいのが択捉潜入編。
ソ連がなくなって久しい今の時代においても北方領土の情報は少なく、検索をしてもたいしたことはわかりません。Google Mapで作中の舞台となった地域を見ることはできるけど、あくまで地形情報が得られる程度。なので作中の描写がどこまで正確かはなんとも言えませんけど、すぐ近くにありながら謎に包まれた島での追いつ追われつのサバイバル劇なんて、これで燃えない訳がない。

実際問題ボート屋のオヤジが国際謀略戦に巻き込まれるという大風呂敷はいささかリアリティに欠けるが、サバイバルの描写がなかなか細かくて読ませてくれたので、冒険小説としてはかなり面白い部類に入ると思う。
シミタツさんの本はどんどん読んでいく予定ですよ。



posted by 黒猫 at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 冒険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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