BUNBUN
大迫先生に黙祷。
ポリフォニカと言うと黒と赤とがメインで、その他はお飾りな雰囲気がなきにしろ非ずなんだけど、個人的には好きなんですよ青が。
そんな青の実質デビューとなったのが本書。行動力はそれなりにあるニートの主人公にヘタレヒロイン、色々とひねくれた反社会的なヒロインの上司…面白いじゃないか。
なぜ青竹以上に扱いが悪いのか未だに理解できない。
本としては短編集の形式で、青赤黒白一冊にまとめた都合上作品間のリンクなんかもちゃんと仕込まれていて、こういうのはシェアードワールドの魅力だと思う。
作家としてはベテランの方々が手がけているだけに短編でも食い足りない感は無くて、サクサク読める本でありながら満足感も感じられた。