2010年01月27日

ベトナム戦争兵器ハンドブック 感想

ベトナム戦争兵器ハンドブック (文庫版新戦史シリーズ (87))
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ベトナム戦争期間において使用された兵器類をコンパクトにまとめた一冊。
ただの兵器カタログではなく、ベトナム戦争の発端となった第一次インドシナ戦争〜ハノイ撤退、そして南北の統一までの主だった戦闘とその推移なども過不足無くまとめられていて、ベトナム戦争の概要を知る上ではなかなか有意な本になっていると思います。

また、各戦闘での両軍の死傷者数も併記されていて、興味深い事に共産軍と米軍とは空の闘いにおいては共産軍の健闘ぶりが伺えたりします。
(陸の闘いにおいては言わずもがなですが)
交換比率だけ見ると朝鮮戦争や後の湾岸/イラク戦争の圧勝ぶりが嘘に思えるほどの数値になっていて、もちろん対空火器に落とされたぶんも混じっている可能性はあるにせよ米軍の損害1に対して撃墜2という数字はアメリカに取っては苦戦と言ってもいいかも知れません。
なお、朝鮮戦争のキルレシオに関してはかつては米軍損害1に対して10機撃墜、14機撃墜と言う数字が出ていましたが、これはかなり誇張の入った数字であるとの説もチラホラと。


基本的にはあくまでハンドブックであり、いわゆる戦史本の様に特定の戦場や兵器を深く掘り下げているわけではないので、ある程度知識のある人には物足りないかも知れませんが、映画などでベトナム戦争を知って、どんな闘いだったか興味が湧いてきたという向きの人にはオススメ。



posted by 黒猫 at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦記・ミリタリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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