2009年12月21日

亜欧州大戦記 3巻 北部正面消耗戦 感想 青木基行



亜欧州大戦記〈Vol.3〉北部正面消耗戦 (歴史群像新書)
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早速日本軍の勢いに翳りが見えてきた。東部正面は敵失もあり比較的容易に制圧が進んだものの、黒竜江を越えてヴラゴヴェシチェンスクを目指す北部正面作戦は渡河能力の問題とソ連軍河川砲艦による補給線への攻撃を受けて遅々として進まず、消耗戦の様相を。
消耗戦となれば生産力に勝る側が時間の経過とともに有利になるのは自明の理。しかも季節は冬に向かいつつあり、いよいよソ連軍にとって絶好の反撃の機会が…。

物語自体も極東地域での戦闘に全ページを費やしていた1・2巻と打って変わって、中東地域の英軍やソ連占領下から脱出した自由ドイツ軍の動きにかなりのページが割かれる様になり、いよいよタイトル通りにユーラシア大陸そのものを戦場とした大戦争の足音が聞こえ始めたのには滾るものがあります。
もちろん最終的に勝敗を決するというか、戦争の行方が確定的になるのはアメリカが正式に参戦した時なんだろうと予想はしておく。


内陸での戦闘と言う事もあり、1巻のウラジオストック奇襲作戦以来大きな見せ場が無い海軍にもそろそろ何か仕事を与えてやって欲しいな…。ソ連の太平洋艦隊はもともとたいした戦力が無かった上に、緒戦でほぼ壊滅してしまったので、黒海からお出まし願うしか無いのかなー。
そのまま日本海まで艦隊がやって来たらそれはそれで燃えるものがあるけど、時代的にそれはちょっと考えられないかな。
いずれにせよまずは目前に迫ったソ連軍の冬季反攻作戦をどう凌ぐかが焦眉の急だと思われるので、海軍の出番はまだもう少し後かも知れません。



posted by 黒猫 at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦記・ミリタリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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