1巻がダナーク村の長閑さを延々と描いていたからか、どちらかと言うとハートフル路線の作品だとばかり思っていたのですが、2巻に来て村の厳しい掟や村そのものの秘密の一端が描かれてみたりと、結構シリアスな物語になってきました。
少女向けレーベルのライトノベルは初めてで、ちょっと比較対照が無いから何とも言えないのですけど…普通のライトノベルになって来たなあ、と。
もちろん決してネガティブな意味ではなくて、最近の男性向けライトのベルのようにやたらパロディに走ったり、萌えをネタにしたりといった悪ふざけが無いぶん素直に読めますし、僕個人としても大いに楽しんでるのは事実なのですが、少女向けと言う事で想像していた乙女要素とかそういう類のものがあんまりないなーと。
たぶんこのシリーズがイレギュラーなんだと思ってますけどね。
その辺の事は置いといて、やっぱりファンタジー、それも比較的気軽に楽しめるライトファンタジーはいいなあ。
魔法の原理とか"あっち"の世界と"こっち"の世界の相関関係とかそういうのは適度に流しておいて、印象的なシーンの描写の方にリソースを割いていますから、とにかく場が連想しやすい。
腰を据えて重厚なハイ・ファンタジーを読むのも好きではありますが、仕事の合間の休憩時とかに気軽に読めるものではないですからね。
ただ一つ心残りなのは、せっかくあっちの世界で命懸けの冒険をやったと言うのに、イズーとビーの関係があんまり進展した気がしない事でしょうか。吊り橋効果くらいあってもいいだろう…。
やはりビーからしたら相手がお巡りさんというのが心理的な壁になっているんだろうか。
この辺、シリーズ最終巻までにどう変化していくのかはマイ注目点ではあります。
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