2009年09月23日

アブロ・ランカスター爆撃機―ドイツを崩壊させた英空軍機 鈴木五郎

アブロ・ランカスター爆撃機―ドイツを崩壊させた英空軍機 (光人社NF文庫)
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冒頭、ポール・ブリックヒルの「暁の出撃」に描かれたルール地方のダム破壊作戦からスタートし、第一次世界大戦前の航空機黎明時代に遡ってA.V.ロー(アリオット・ヴァードン・ロー)によるAVRO社の設立と躍進からランカスター爆撃機の完成、終盤はトール・ボーイ爆弾による戦艦ティルピッツ撃沈で掉尾を飾るまでが描かれた一冊。

同じ作者の「フォッケウルフ戦闘機」に比べると事実を捻じ曲げたような贔屓ぶりは控えめになっていて、比較的安心して読めるのが特徴。
とは言え、資料が古かったのか幾つかの記述ミスも散見され(ドイツ夜戦に搭載されたシュレーゲ・ムジークの件とか)、純粋に兵器のカタログスペックを見たい向きの人にはあまりお勧めできないですね。

しかし多少のエラーは知識で補正して、イギリス人の粘着質な大規模報復爆撃や黎明期の電子戦といった、機体運用の方を読み物として愉しむぶんには全く問題ありません。
特に上でリンクを貼った「暁の出撃」と併読すると、ランカスターと言う爆撃機の魅力がより伝わってくると思う。
個人的には先に「暁の出撃」を読んでからこちらを読む方が理解が深まる様感じます。
メインで読むにはやや物足りない、副読本と言う感じでしょうか。



posted by 黒猫 at 20:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦記・ミリタリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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