2009年08月15日

カラクリ荘の異人たち 2 〜お月さんいくつ、十三ななつ 感想

カラクリ荘の異人たち 2 ~お月さんいくつ、十三ななつ~ (GA文庫)
ミギー
479734914X




大家さんの過去にちょっと泣けてきたのはたぶん年齢のせいだ。
太一と采菜の関係が全くの足踏み状態となっていて、ラノベなのにラブコメ的なもの無しで、いいのかこれとか思っていたけど、大家さんの切なく優しい想いはそんな業界のお約束なんか軽く吹き飛ばしてくれた。
きっといつもの飄々とした雰囲気からは想像もつかない、普段はそっと心の奥底に仕舞い込んでいるものだからこそより一層センチメンタルな気持ちにさせてくれるのだと思いたい。
逢いたい人はいる。でももう逢えない。

序盤は一気に謎がばら撒かれて面食らうばかりでしたけど、中盤で伏線が繋がり始めてからは一気に謎が明かされていき、物語の構成としても良かったと思います。日本的な風習や季節感を積極的に取り入れているのも、古きよき時代へのノスタルジーを誘って味わい深い。
これがまたミギーさんの童話的なイラストとマッチしているんだ…。


太一の成長物語としてはやや弱かった気がするけど、メガネのあの人の意外な才能が垣間見えたり、カラクリ荘の紅一点であるところの古都子さん(お露さんは…まあ…汗)が積極的に活躍している思ったら、実はあんな事でこんな事だったりと、住人たちの見せ場は絶賛増量中。
なんだか部活の仲間達的な連帯感が羨ましいですね。
こういう作品がもっと増えてくれると嬉しいかも。




posted by 黒猫 at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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