小鳥遊の少女時代(今は少女じゃないのかという追及はさておき)編が終わって、コウたちが帰ってきました。
やっぱり邪気眼まるだしの女子小学生よりも、程好くマイルドな中二臭漂う主人公が胡乱な連中と切った張ったやる展開の方が面白いよね…とか思ったら。
一応主役はコウで間違いないんですけど、実質的には三束部長とその恋人美樹さんとの愛の逃避行がメインとなっていて、コウはただの巻き込まれキャラと来た。
もちろん物語の深い部分を見れば、コウの立場がただの巻き込まれキャラだけではないのは判るのですが、それでも――やっぱりアレか、三束氏し美樹さんのギシギシアンアンに対して終始一貫して童貞臭を放つリアクションしか出来ないところがどうにもアレだからか。
直接描写は無くても車がギシギシいったりラブホ泊まったり、ラノベでこういうのは結構珍しいかも知れません。
まあラブホで飲み物を買うためにいちいち部屋を出なきゃならないという描写はどうなん?と思いますけど。
普通部屋の中で買えるようになってると思うんですが、まあ和歌丘では違ったスタイルが流行っているのかも知れないし、流行ってないのかも知れないし。
小鳥遊編に続いて今回も上下分冊のため、物語はかなり良いところでぶつりと切られます。
最近は1巻ごとに物語に一応の区切りを付けるのが普通になってますが、この当時は漫画みたいに引っ張って切る作品が多くは無いにしてもそこそこあった気がしますね。
あとこれはウザイ話ですが、追跡者からコウが拳銃を奪うくだりで、装弾数が15発だか17発だかという描写があるのに、イラストでは7発しか入らないタイプの拳銃を持っているのがちょっと奇妙に感じた。(いちいちモデル名は書きません)
この辺、作者とイラストレーターさんとがどういう形で意思疎通しているのか気になりますね。
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