うえお 久光

久々に教科書どうりのJA KI GA Nを見た。
アクマ6巻は小学生時代の小鳥遊と冬月の出会いを描いた番外編。本が薄いのでなんとなく嫌な予感がしてましたが、やっぱり7巻に引っ張る形式でしたか。
ま、薄いといってもスニーカー文庫程度の暑さはあるんですけどねー。
ストレイキャットというサブタイトルからもなんとなく伝わってきますけど、要するに人に懐かない野良猫のようにただ周囲を威圧し、近づいて来るものに爪を立てるとんがった生き方しか出来ないガキの話です。
とにかく作者自身が子供時代の小鳥遊で目一杯遊んでいるのが伝わってきます。
見鬼という邪気眼能力と言い、そのオカルトチックな能力を無理矢理理系っぽく論理的に説明しようとして超理論になっているところと言い、どうみても確信犯です。
邪気眼カッコイイ=理系カッコイイ=小学生=ガキという図式が見事に出来上がっているもんだから、ページをめくりながらニヤニヤが止まらない。
あざといと言えばあざといですけど、こういう毒と些かの自虐を含んだあざとさはアリです。いいぞもっとやれ。
対して冬月が年齢の割に随分落ち着きすぎているのが気になりますけど、1巻で退場して以降無敵キャラとしてコウたちの心の中に君臨し続けている御仁ですから、イメージを崩す訳にはイカンのでしょうか。
小鳥遊が百合に目覚めたのも冬月が原因みたいですし…本当、相当な影響力ですね。
それなりに面白かったですけど、ただ6巻だけでも一応オチている気がしなくもない…7巻に続ける必要あるのかな?
その辺、7巻を読んでみないと何とも言えませんが、願わくば「おおー!こう来たか!」と嬉しい不意打ちをかけてくれる続編であって欲しいものです。
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